診療
時間
⽉-⼟ 9:00-18:00/⽔ 9:00-13:30/休診⽇ ⽊・⽇・祝⽇ 06-6882-5151
instagram

Author Archives: beproud

当院が考える
インプラント治療について
〜長く安全に
使い続けるために〜

インプラント治療とは

インプラント治療について

歯を失ってしまった場合、その機能を回復する方法として、入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントという選択肢があります。
インプラント治療とは、チタンやジルコニアなどの素材でできた人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に土台とかぶせ物でできた人工歯を装着して、失った歯の機能回復をめざす治療法です。

天満コンセプトP歯科では、インプラント治療に精通した院長が、患者様の将来の健康を見据えた治療をご提供しています。

インプラントの機能的なメリット

  1. 天然歯に近い噛み心地インプラントの最大の特徴は、人工的に歯の根っこを再現することです。これにより、天然の歯に近い力でしっかりと噛むことが期待できます。
    噛んだ圧を感じる「歯根膜」という組織はありませんので、天然歯と全く同じ感覚というわけにはいきませんが、入れ歯と比較すると、しっかり噛めるようになることは大きな喜びにつながるでしょう。
  2. 周囲の歯を守るインプラント治療の重要なメリットは、周囲の健康な歯を守ることができるという点です。
    入れ歯やブリッジでは、治療部分の歯を支えるために、隣接する健康な歯を削ったり、金具を掛けたりする必要があります。そのため、支える歯には常に負担がかかり続け、結果的にその歯の寿命も縮めてしまう傾向があります。
    実際に、歯を1本失った患者様でブリッジをすると、その支える歯も悪くなってブリッジの範囲が広がり、奥で支える歯がなくなってしまったら入れ歯にする…と、ドミノ倒しのように歯を失っていくケースは少なくありません。
  3. 「残りの27本を守るため」という考え方これに対してインプラントは、周囲の歯に頼ることなく、その場所単独で治療を行うことができます。
    当院では患者様に、「1本の失った歯のためだけにインプラントを入れる、という考え方ではなく、残りの27本を守るためだと思いましょう」とよくお話ししています。
    (※親知らずを除いた永久歯の数は28本)
    一見すると高価に思えるインプラント治療も、長期的な視点で見れば、お口全体の健康を守るための投資だとお考えいただければと思います。例えば、60万円の費用がかかったとしても、そのインプラントを30年使用できれば、年間の使用料は2万円程度ですみます。長く使っていくものですから一時点での費用感だけで考えるのは得策とは言えません。

インプラント治療の
デメリットとリスク

当院では、メリットだけでなく、デメリットやリスクについてもしっかりとご説明した上で、患者様に治療法を選択していただいています
インプラントのみを強く推奨することは一切ありませんのでご安心ください。

  1. 手術が必要で、費用も高額インプラントを埋入するには外科手術が必要です。また、さまざまな施術の工程を重ね、高品質の材料を使用しますので、治療費用はそれなりの額になる自費診療です。
  2. 感染リスク 全身の中でも細菌が多い口腔内に、人工的な装置を取りつけて長く使うため、どうしても感染リスクが高くなります。
    特に問題なのは、天然の歯と異なり、インプラントは血流などの関係から免疫のバリアが弱いという点です。
  3. 全身状態の影響を受けやすい人生の後半になると免疫機能が低下しますし、他の全身疾患も増えてきます。さらに、メインテナンスを怠ったり、セルフケアが不十分になったりすると、インプラント周囲炎などの問題も起こりやすくなります。

メインテナンスが必須である理由

インプラント治療は「ゴール」ではなく「スタート」

当院が最も重視しているのが、治療後のメインテナンスです。
「しっかり噛めるようにする」というインプラントの素晴らしいゴールは、実はメインテナンスがリスタートする瞬間でもあります。

研究の発展とメインテナンスの重要性

歯槽骨を利用する現在のインプラント治療が始まってから、まだ半世紀ほどしか経っていません。そのため、メインテナンスに関する研究は発展途上の段階にあります。

私が歯科医師になった15年ほど前でも、メインテナンスについてはあまり注目されていませんでしたが、最近ようやく長期的な研究結果が増え、インプラントを長く安全に使うためには徹底したメインテナンスが欠かせないことが、科学的なデータからも示されるようになってきました。

メインテナンスを重視したインプラント

これまでの治療では、骨や人工の歯の位置を重視する考え方が主流でしたが、最近では、それに加えてメインテナンスを重視したインプラントが提唱されています。

当院でも、インプラント治療を開始される方には、メインテナンスプログラムを推奨しています。

「車検」のない車は乗り続けられない

当院に来院される、インプラント治療をすでに受けた患者様の中にも、「継続的にメインテナンスが必要なことは聞いていない」と言われる方がいらっしゃいます。
メインテナンスをしないのは、高い車を買ったのに車検を受けず乗り続けるようなものです。いかに長く安定した状態で機能させるかが大切です。

当院のメインテナンスプログラム

予防歯科

天満コンセプトP歯科では、インプラント治療後のメインテナンスを定期的に行うことで、インプラントやその周囲での異常や劣化をチェックしています。

メインテナンスの内容
  • インプラント周囲の清掃
  • 炎症や感染の有無のチェック
  • レントゲンによる骨の状態の確認
  • 噛み合わせの確認、調整
  • セルフケアの指導

当院の予防歯科について

専門的なケアが必要

インプラントは、天然歯とは異なる特別なメインテナンスが必要です。当院では、日本歯周病学会認定歯科衛生士をはじめとする、専門的な知識と技術を持ったスタッフがメインテナンスを担当いたします。

インプラント治療を受ける
歯科医院の選び方

インプラントは確かに優れた治療法ですが、決して万能ではありません。歯を補う治療は他にもあります。

当院がお勧めする歯科医院の選び方のポイントは、以下の通りです。

  1. しっかりとした説明があるメリットとデメリットの両方をしっかりと説明し、患者様にとって最適な治療を選べる歯科医院を選びましょう。
  2. 専門的な研鑽を積んでいる過酷な口腔内環境に長く耐えられるインプラントを施術するためには、それなりの技術とコスト、期間が必要です。どこで受けても同じ治療というわけではありません。
    専門的に研鑽を積んでいる歯科医師がいる医院を選びましょう。
  3. メインテナンスの重要性を
    説明してくれる
    治療が終わった後も継続的なメインテナンスが不可欠であることをしっかりと事前に説明してくれ、実際に専門的なメインテナンスを実施してくれる歯科医院が良いでしょう。

天満コンセプトP歯科

日付:  カテゴリ:院長コラム

当院の考える
マウスピース矯正について

矯正治療の新しい選択肢

マウスピースを用いた歯列矯正治療

近年、歯並びの矯正治療において「マウスピース型装置」が急速に普及しています。
従来のワイヤー矯正に替わる新しいオプションとして、多くの患者様に選ばれるようになってきました。

天満コンセプトP歯科では、患者様一人ひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせて、最適な矯正方法をご提案しています。「今まで矯正を諦めていた」という方にも、マウスピース矯正治療は新しい道を開く可能性があります。

マウスピース矯正とは

治療の仕組み

マウスピース型装置(アライナー)を用いた矯正では、まず口腔内スキャナー(iTero)で患者様の歯並びを精密に計測します。
そのデータをもとに、形が少しずつ異なる複数のマウスピース型装置を作製し、それを段階的にはめ替えていくことで、少しずつ理想的な歯並びへと整えていきます。

ワイヤー矯正との違い

従来のワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットという小さな器具を装着し、ワイヤーの弾性やゴムなどで力をかけて整えていきます。この方法は現在でも多くの歯科医院で行われている主流の矯正方法であり、距離の長い歯の移動や細かい調整が得意という強みがあります。

マウスピース型装置はワイヤー矯正に替わるものではなく、それぞれに得意・不得意があり、独自のメリットを備えた矯正の新しいオプションです。

マウスピース型装置のメリット
  1. 目立ちにくく、審美性に優れているマウスピース型装置の最大の特徴は、透明で目立ちにくいことです。ワイヤー矯正の装置は金属が見えて目立ちますが、マウスピース型装置であれば、人前で話すお仕事の方でも安心して矯正治療を受けていただけます。
    「矯正をしたいけれど、見た目が気になって今まで諦めていた」という方に、新しい可能性を開いたことは、マウスピース型装置の大きな功績だと考えています。
  2. 取り外しができて衛生的ワイヤー矯正の装置は患者様ご自身では外せないため、歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
    一方、マウスピース型装置は食事や歯磨きの際に取り外すことができるので、お口の中を清潔に保ちやすく、普段通りの歯磨きが可能です。矯正中も虫歯や歯周病の予防をしっかり行うことができます。

  3. シンプルな装置で違和感が少ないマウスピース型装置では、歯に移動の力をかけるための「アタッチメント」という白い樹脂の小さな突起を歯につけますが、ごく小さなものですので、ワイヤー矯正に比べて違和感が少なく、装置の形もシンプルです。

マウスピース型装置が
向かないケース

マウスピース型装置にも、得意なケースと不得意なケースがあります。

長い距離の歯の移動

マウスピース型装置は、歯を装置でつかんで力をかけるため、長い距離を動かしたり、つかめる部分が少ない歯を動かすことは得意ではありません。できないわけではありませんが、時間が非常にかかってしまいます。

途中の細かい調整

ワイヤー矯正では、歯科医師が段階ごとにワイヤーを曲げたり交換したりして、より細かな歯並びの調整を行うことができます。
しかし、マウスピース型装置では最初にできあがったものを順番にはめ替えていくため、途中での細かな調整が困難です。

マウスピース型装置が
得意なケース

最初の歯並びの不揃いの調整

一方、最初の歯並びの不揃いを整えることは、マウスピース型装置が得意とするところです。
その他にも、矯正方法によって向き不向きがありますので、当院では患者様のお口の状態を詳しく診査した上で、最適な治療方法をご提案しています。

「患者主導型」の矯正治療

マウスピース型装置を用いた矯正で最も重要なのは、「患者主導型の治療である」ということです。
ワイヤー矯正は「術者主導型」で、歯科医師が装置の取り外しから強度の調整、治療間隔まですべてをコントロールします。

一方、マウスピース型装置では、患者様ご自身が毎日適切に装置を装着する必要があります。これはスポーツジムと一緒で、どんなに有名なトレーナーに担当してもらっても、メニューをこなさなかったら成果は出ません。

求められる自己管理

マウスピース型装置を用いた矯正では、患者様が取り組みの主役であり、ご自身が主治医だと思って取り組む必要があります。「歯科医院に行ったら何とかなるだろう」という受け身の姿勢では、思うような成果は得られません。

矯正治療に能動的に取り組めるかどうか、ぜひ一度ご自身で考えてみてください。その覚悟があれば、マウスピース型装置は素晴らしい結果をもたらしてくれるはずです。

お子様の矯正における
特別なメリット

小児矯正

お子様の矯正においては、マウスピース型装置と組み合わせることで効果が期待できる「筋機能療法」があります。

筋機能療法とは

正しい舌の位置や動かし方、飲み込み方、鼻呼吸などを身につけて、「不正習癖」つまり悪い癖を取っていくトレーニングです。
不正習癖は歯並びが乱れる原因になることがわかってきており、特にお子様は大人よりも悪癖を治しやすいため、積極的に取り組む価値があります。

専用のマウスピース型装置との
併用

筋機能療法では、専用のやわらかいマウスピース型装置、当院では「マイオブレイス」というシステムを使用します。
矯正治療では力をかけて強制的に歯を動かすため、どうしても後戻りが起こりますが、悪癖を治すことで後戻りのペースが遅くなることも期待できます。

ただし、装置をつけるだけでなく、毎日5分程度のトレーニングが必要です。やや負担に感じるかもしれませんが、一生涯の歯並びに対するメリットは大きいと考えています。

天満コンセプトP歯科

日付:  カテゴリ:院長コラム

保険診療と自費診療の
違いについて

審美治療

歯科治療を受ける際、多くの方が「保険でお願いします」とおっしゃいます。保険診療は身近で費用面でもサポートがあり、日常的な治療の大半を保険診療で受ける方も多いでしょう。

一方で、自費診療は「見た目にこだわる治療」「一部の富裕層だけのもの」などと思われがちです。

しかし、天満コンセプトP歯科では、両者の違いをよく知って、ご自身の健康のためにも自分が受けたい医療を納得の上で選んでほしいと考えています。

全身の健康との関わりが深く、過酷な環境といえる口腔内だからこそ、機能面や劣化の少ない治療を、保険・自費を含めて検討することが大切なのです。

保険診療の特徴

身近なファストフードのような存在

保険診療は、基本的には日常的な病気に一通り対応が可能で、保険点数によって処置が定められていますので、どこの医院でも同じような治療を受けられます。

費用を抑えて診療を受けられるというメリットもあり、言わばファストフードのような身近な存在だと言えるのではないでしょうか。

窓口負担と実際の治療費

窓口で3割負担となると、実際にかかっている治療費の総額はあまり実感しにくいかもしれません。

3割負担の方が窓口で3,000円を支払った場合、実際の治療費は1万円ほどかかっています。残りの7,000円は国が負担してくれているということです。

保険診療のデメリット

一方で、デメリットとしては以下の点があります。

  1. 予防ができない病気にならないと治療が受けられないため、予防を目的とした診療には保険が適用されません。
    「痛くなってから」「悪くなってから」の治療になってしまいます。
  2. 審美性は担保されていない見た目の美しさは保険診療の目的ではありません。機能を回復することが優先されます。
  3. 比較的長持ちしにくい使用できる材料や治療方法に制限があるため、自費診療と比較すると、長持ちしにくく、再治療になりやすい傾向があります。

自費診療の特徴

コース料理のレストランのような
存在

自費診療は、内容に制限がなく、予防も含めて各医院がより良い診療内容を厳選し、費用はすべて患者様が担う診療です。

言わば、予約して訪れる、コース料理が出てくるレストランのようなもので、手間暇かけて料理人が腕をふるった料理を、時間をかけて楽しむイメージです。

自費診療のメリット

  1. 質の高い材料を使用できる自費診療では、耐久性や審美性に優れた質の高い材料を用いることができます。
  2. 技術と時間をかけた治療歯科技工士や歯科衛生士、歯科医師の腕も大きく影響してきます。当院では、それぞれの専門家が時間をかけて、丁寧に治療にあたります。
  3. 長期間の安定が期待できる見た目だけでなく、機能面でも治療後の状態が長期間安定しやすいよう配慮されており、再治療の回数を減らすことが期待できます。
  4. 予防にも対応できる 病気になる前の予防的なケアにも対応できます。

自費診療の費用について

高価に感じ、敷居は高いかもしれませんが、費用や時間、手間をかけた治療で、そこに価値があると思った方が選択するものです。

どちらを選べば良いのか?
「どちらが良い」ではなく
「どのような治療を受けたいか」

保険診療と自費診療は、それぞれ異なる特徴があり、同じ症状でも患者様の状況でどちらを選ぶかは変わります。
どちらが良いかではなく、どのような治療を受けたいのか、患者様ご自身で考えて決めることが大切です。

歯は買い替えられない

歯は財布やかばんのように、何度も新しく買い替えることはできません。毎日使い続けないといけないものです。
だからこそ、機能面での治療、つまり歯が長持ちする治療を優先してほしいと考えています。

お口は過酷な環境

お口の中は、細菌が繁殖しやすく、常に力がかかる、全身でも特に劣悪な環境です。そのため、劣化しやすく、再治療にもなりやすいのです。
だからこそ、なるべく劣化しにくい素材を選ぶのが歯科の世界では標準です。さまざまな選択肢を知った上で、ベストな治療を選ぶことが大切です。

当院のカウンセリング

1時間かけた丁寧なカウンセリング

天満コンセプトP歯科では、同意が得られたすべての患者様を対象に、初診時にお口の中全体の検査を行い、再診時には1時間かけてカウンセリングを行います。

(曜日や時間帯、説明内容の量に伴って、30分や45分のカウンセリングとなる場合も一部ございます。)

カウンセリング

カウンセリングの内容

カウンセリングでは、画像やスライドを見ながら、以下の内容をしっかりとご説明します。

  • 現在のお口の中の状態
  • 歯の重要性
  • お口の健康と全身の健康のつながり
  • 歯を失う原因について
  • 保険診療と自費診療の違い
  • さまざまな治療選択肢
  • 治療後のメインテナンスの重要性

おそらく、これほど時間をかけて説明する歯科医院はほとんどないと思います。
多くの情報をお伝えするのは、納得して治療に取り組んでいただきたいからです。そして、患者様の歯に対する価値観が変わるきっかけになればと願っています。

歯の健康と全身の健康

健康寿命に直結する歯の健康

日本人は、歯が生涯の健康を左右することを知らなかったり、歯の治療を軽視しがちであることが気がかりです。
お口の健康が損なわれれば、全身の健康も損なわれていきます。

現代では健康寿命に関心が高まっていますが、最期まで自分の口から食べて噛んで飲み込む、誤嚥性肺炎を防ぐ、また転倒を防ぐ上でも、歯は欠かせません。

自分の健康は自分で守る

少子高齢化が進み、国の財政が厳しい今、自分の健康は自分で守らざるを得ません。
「歯を長く使い続ける」ことは「全身の健康を維持する」ことにつながる、この点を意識しながら、ご自身の治療方法を考えてほしいと願っています。

「健康」を診療の軸に

当院があえてカウンセリングに時間をかけるのは、「健康」を診療の軸にしているからです。
「健康の価値を変えたい」、本気で目の前の患者様一人ひとりに向き合っている「情熱系かかりつけ歯科」だからです。

天満コンセプトP歯科

日付:  カテゴリ:院長コラム

「初めての方へ」を
必ずお読みください


初診WEB予約

WEB予約が埋まっていても、
当日受診可能な場合がございますのでお電話ください