ブルーラジカル
世界初の歯周病治療器

ブルーラジカルとは？

ブルーラジカルは、最新の歯周病治療技術の一つであり、特に重度の歯周病に対して効果を発揮します。この技術は、3%の過酸化水素を405nmの青色レーザーで照射することにより、フリーラジカルを生成し、歯周病の原因となる口腔細菌を99.99%殺菌します。このアプローチは、痛みが少なく、非外科的な治療方法として注目されています。

東北大学が開発した重度歯周病をターゲットとした世界初の治療法

ブルーラジカルP-01は、東北大学によって開発され、国が認めた重度歯周病治療器です。日本初の治療法で2024年から全国のクリニックで使用できるようになりました。生産台数に限りがあるため、まだ導入しているクリニックは多くはありません。

国が認めた唯一の歯周病治療器

ブルーラジカルは、重度歯周病に対する効果を国が認めた唯一の歯周病治療器です。
これまでの治療器は、歯周病治療に対する治験を行っていないため、単に歯垢・歯石の除去という使用目的で用いられてきました。そのため明確に歯周病治療に有効であると表現ができませんでした。
ブルーラジカルは、従来の治療法と比較して、歯周ポケットを優位に減少させることを治験で証明した唯一の治療器です。このためブルーラジカルは、“歯周炎のステージⅢ・Ⅳの患者に対して、歯周ポケット内の殺菌と同時にスケーリングを行う”という明確な使用目的と、“歯周ポケットの減少”に対してコミットする初めての治療器と言えます。

治療効果

• 細菌除去：細菌を99.99%除去できる強力な殺菌力を持ちます。(効果は持続的なものではありません。)
• 歯周病進行抑制：歯周病の進行を効果的に抑制することができます。
• 歯周ポケット改善：歯周ポケットが浅くなることが確認されています。
• 炎症改善: 炎症が治まり、膿の発生も抑制される可能性があります。
• 従来治療との比較: 従来の超音波振動治療よりも高い効果を示しています。

ブルーラジカル治療って
痛くないの？

初めて行う治療、痛みへの不安もあるかと思いますが、ブルーラジカル治療は痛みの少ない、身体への負担の少ない治療方法です。

術前に鎮痛薬を先飲みしていただき、術中の痛みが起こりにくいように配慮しています。施術は麻酔下で行うため、痛みを感じない状態で実施します。
もちろん、麻酔の注射による痛みは多少なりとも伴いますが、当院では、専門的講習を受けた臨床歯科麻酔管理指導医、臨床歯科麻酔認定歯科衛生士が麻酔を行いますので、痛みへの配慮は最大限行なっております。
実際に施術を受けられた患者様も、「全然痛くなかった。」「普段の歯石を取る治療よりも楽だった。」と感想を述べられています。

特徴としては、専用の薬液を使用しますので、独特の「味」を少し感じます。個人差はありますが、皆さん「そこまで気にはならない。」とおっしゃっています。
施術により、周囲の歯茎が少し白くなることがありますが、数日で元に戻りますし、痛みが続く、というようなこともありません。 施術後の制限も「麻酔が効いている」ということ以外は特にはなく、普段の歯科受診と変わらず、その後の生活をしていただけます。

重度歯周炎に対する治療として実施される「歯周外科」「歯周組織再生療法」は切開、剥離、等の手術の要素があるため、術後の安静が必要出会ったり、傷口の痛みを伴うことがあったりしますが、そういった大変さもありません。
また、ブルーラジカル治療は1歯あたり5分前後の施術時間であるため、手術のように長時間かからないことも大きなメリットの一つです。

ブルーラジカル治療を
お断りするケース

ブルーラジカル治療は、次のように治療をご案内できない方がいらっしゃいます。
また、当クリニックは歯周病の管理がされていない方へのブルーラジカルのみの治療はお受けいたしませんのでご理解ください。

ブルーラジカルをご案内できない方

• 麻酔ができない方
• ペースメーカーを使われている方
• 無カタラーゼ症の方
• 光線過敏症の方

その他お断りする可能性が高い方

• 妊娠またはその疑いがある女性
• 自力で通院不可能な方
• 途中で通院ができなくなる可能性がある方

治療風景

歯周病認定医・
認定歯科衛生士が行う
ブルーラジカル治療

ブルーラジカル治療はどこで受けても同じ、というものではありません。
機械の性能が同じでも、「治療の仕方」によって「結果」は大きく変わってしまいます。
どんな高価な機械でも使い方次第です。
本来、この治療器は治験での実施方法においても、「厳格な歯周基本治療」を前提に行われています。
その適切な使用方法を遵守せずに、何も準備をしないまま、ただ、ブルーラジカル治療をしたとしても良い結果は出にくいものです。
そして、例え良い結果が一時的な評価（施術後3ヶ月経過時点）で出たとしても、それが長期間維持することはありません。

その都度悪くなる度に、追加の費用を払って、同じことを繰り返すのでしょうか？
そこに納得のいく説明はありますか？

本来の目標は歯周病からの解放です。
これは、達成が困難なこともありますが、そこに向かって歩み続けるのが、当院のブルーラジカル治療、歯周病治療、スカンジナビアンペリオです。

厳格な歯周基本治療、

• 施術まではもちろん、施術後においてもプラークコントロールの徹底がなされている。
• 簡易的な「歯周基本検査」ではなく、きちんと「歯周精密検査」を普段から実施している。
• 口腔内の状態を記録したり、比較するための「口腔内写真撮影」を普段から定期的に実施している。
• デンタルエックス線写真という規格で歯周病の状態を評価している。
• 患者様のセルフケアの向上へのサポートを惜しまない。
• 担当性で歯科衛生士が責任を持って、口腔内を管理してくれている。
• これらの説明が定期的にしっかりと時間を取ってなされ、患者様が自身の口腔内について理解できている。

こういった内容が普段から日常的に行われているのが、歯周病治療、予防に特化した歯科医院です。意外かもしれませんが、こういった内容を普段から実施している歯科医院は全体の中で3%もないと思われます。

費用が同じでも、施術の「中身」が違います。「結果」が違います。その後の責任を持った「フォローアップ」が違います。
歯周病について、充分な知識と技術を持ち、たとえ、ブルーラジカルという機械がそこになくても、普段からしっかりと「歯周病治療」に向き合っている専門的歯科医院で「本来あるべきブルーラジカル治療」を受けていただくことをお勧めいたします。

治療の流れ

1. ご来院・受付 お電話またはWEBにて、「ブルーラジカル治療希望」と来院のご希望日時をお伝えください。
   ※ご予約制の為、直接ご来院の際は、ご予約をお取りいただき、後日の診察となる場合がございます。初診WEB予約
2. ブルーラジカル治療カウンセリング ブルーラジカル治療についての詳細をご説明させていただきます。当院では患者さんとお話しする時間を大切にしております。プライバシーにも十分な配慮をしておりますので、お口に関するお悩みの点や疑問に思うこと、ご希望やご要望などがございましたらどうぞお気軽にご相談ください。
3. 精密検査 症状や必要に応じて各種診察、検査を行い、的確な診断をしてまいります。
   (口腔内診察、口腔内写真撮影、歯周精密検査、エックス線写真撮影 等)
4. プラークコントロールの確立 ブルーラジカル治療に進む前に必須のステップです。歯科衛生士の指導のもと、歯肉縁上の口腔内細菌量を減らす治療です。
5. ブルーラジカル治療 術前の鎮痛薬の服用と麻酔下での施術を行います。当院では、治療時の痛みやストレスにも最大限の配慮をしながら治療を進めてまいりますので、どうぞご安心ください。
6. 術後検査・再評価 ブルーラジカル治療の効果判定を行います。状態が安定していればメインテナンスへ、問題が残っている場合はご相談の上追加治療を検討します。
7. メインテナンス 治療後に同じ症状を繰り返さないためには、ご自宅でのセルフケアとあわせて、歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的に受けることが重要です。

当院のブルーラジカル治療に対する
治療方針と費用

当院の治療方針

※当院ではブルーラジカル治療ですべての歯周病の問題が解決できるとは考えていません。従来からある方法と組み合わせて使用することでより良い結果が得られると考えております。
そのためのブルーラジカル治療をおすすめしない場合もある旨をご了承ください。

※ブルーラジカル治療は術前の厳格なプラークコントロールが前提であるため"ブルーラジカル治療のみ"を行うことはできません。

※プラークコントロールが確立されない場合は、ブルーラジカル治療の効果が期待できないため、治療の中断や断念という可能性もあることをご了承ください。

※当院では厳格なプラークコントロールを達成するために「自費歯周基本治療」を行なっております。通常は、「自費歯周基本治療」の中で必要性がある歯に対して、追加でブルーラジカル治療を選択していただく形をとっております。

※プラークコントロールが確立されている方、既に歯周基本治療を実施済みの方、他院様からのご紹介での連携治療の方については、お口の状態に応じて個別の対応、費用設定させていただきますのでお気軽にご相談ください。

ブルーラジカル治療の費用

※自費診療です。（クレジットカード支払い可能）

お気軽にご相談ください